城南歯科医院では、小児矯正に力を入れています。
歯並びが悪くなる原因には、あごの骨や歯の形、大きさに関わる遺伝的なもの、頬づえや指しゃぶりなどの悪い習慣による環境的なものがあります。実際にはいろいろな原因が重なって、さまざまな状態の歯並びになります。
その原因の中でも一番大きな問題は「口呼吸をしている」ということです。
口呼吸している子どもは、
①鼻がよくつまる。
②口をポカンとあけてることが多い。
③いびきをかく。
④前かがみで姿勢が悪い。
⑤食べているときにペチャペチャ音をたてる。
⑥話すときの舌の位置がどうもおかしい。
などの症状がでることが多いです。
このような症状がひとつでもある子どもは、口呼吸を疑ってみてください。
城南歯科医院では、原因からアプローチして歯並びを改善していきます。
子どものあごの骨は、成長途上なので、この時期に上あごを広げて歯並びを整える治療をし、舌の悪い癖を改善することができます。
大人になってからでは、骨が固まってしまうので、悪くなった骨格や舌の癖を容易に改善することは困難になってきます。
成長期の子どもは、原因からアプローチする矯正治療の最適な時期にあるといえます。
子どもの気になるサインがみつかったら、気軽に相談されてください。
メリット
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アゴの成長発育を利用できる
子どもの成長を利用して、アゴを広げて歯を並べます。
二期治療(成人矯正)では、アゴの成長が完了しているため、スペースを作るために抜歯の可能性が高くなります。
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アゴの成長のバランスを整え、顔のバランスを整える。
正常な発育や成長を阻害する歯並びや癖を改善し、アゴや顔の成長のバランスを整えます。
顔つきやアゴの成長のコントロールは、成長期の子どもでしか出来ない治療です。
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口の本来の機能を取り戻す
指しゃぶりや舌癖は、歯並びだけでなく、発音や食べ物の飲み込み方に大きく影響を及ぼします。
早期に癖を改善するために、トレーニングを行い、口唇や舌の正しい動きを習得することによって、口本来の機能を取り戻します。
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口呼吸を改善することができる
歯並びに問題のある子どもは、アゴが狭いことが多いです。
アゴが狭いと、舌が正しい位置(スポットといいます)におさまることが出来ず、舌が下がったり、歯と歯の間に挟んだりするため、口が開いてしまい、口呼吸になってしまいます。
口を開けたまま呼吸するので、口の中が乾き、唾液による殺菌作用が不十分になり、ムシ歯や歯周病、口臭などの原因になります。
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鼻炎を解消することもある
遺伝で口蓋(上アゴの骨)が狭い人もいますが、奥歯でキチンと咬まない、舌がスポットに付かないなどの原因で口蓋が広がらず、狭いままになる人がいます。
口蓋を上顎の天井と考えると、その天井裏には鼻腔(鼻の穴の奥)があるため、口蓋が狭いと鼻腔も狭くなり、鼻気道を十分確保できず、鼻がつまりやすくなります。
矯正装置で口蓋を広げると、鼻腔や気道も広がり、鼻炎を解消することもよくあります。
デメリット
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矯正中は、ムシ歯になりやすい。
装置によっては、ムシ歯になりやすいので、しっかり歯磨きをする必要があります。
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将来的に再治療が必要になることがある
子どもさんも身長が何センチまで伸びるか予想するのが難しいように、アゴの成長を予測することは困難です。
特に反対咬合(受け口)の子どもさんは遺伝の要素も加わり、成人後に外科矯正が必要になることもあります。
他にも、歯が平均値以上に極端に大きい場合、アゴを広げても並びきらないことがあります。その場合は、成人矯正が必要になる場合もあります。
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治療期間が長引くことがある
小児矯正はアゴの骨の成長がピークを終える中学生から高校生まで経過を観察する必要があるため、継続的な経過観察が必要な場合は矯正期間が長くなることがあります。
初診:保険の初診料で行います
検査料:30,000円(税別)
小児矯正:250,000円(税別)
調整料:3,000円(税別)
最初の1年ぐらいは、1~1ヶ月半ぐらいの間隔の来院が必要になります。
その後は、3ヶ月~半年おきで診ていきます。