講演会 IN 福岡
2019年05月08日
熊本市南区 城南歯科医院の宮本美砂です。
先日、母校の同窓会の学術講演会に参加しました。
タイトルは
「歯科診療所における生活習慣病の一次予防」
講師は、大先輩の鶴見大学歯学部教授の
花田信弘先生でした。
一緒に参加した友達は
「花田先生、懐かしい~習ったよね」
私は、全く記憶になくて、学生時代、遊んでばかりだったよなーと反省しきり。
花田先生には、豊富な研究データをわかりやすく解説していただき、
アッと言う間の1日の講演会でした。
ガン、呼吸器疾患、心臓血管疾患、糖尿病、認知症、歯周病(による歯の喪失)等
蔓延している病気に共通するリスクは慢性炎症と低栄養です。
すなわち、病気にならない方法は、慢性炎症と低栄養の予防です。
感染性慢性炎症の代表的なものは、う蝕と歯周病(いわゆる歯槽のう漏ですね)ですから、
キチンと歯科治療を受診してムシ歯の治療をすること、
歯周病を予防するために、メインテナンスを受けることが重要だといえます。
このご時世に低栄養と思われるかもしれませんが、
歯を喪失して、柔らかい食事(炭水化物が中心)しか摂取出来ない高齢者を
見ることもあります。
入れ歯を装着して以前より噛めるようになっても、
ついつい今までの食事習慣から抜け出せない人もいるかもしれません。
ムシ歯や歯周病の全身への影響は、
今では広く認知されているところですが、
さらに私たち歯科医療従事者は、患者さんが健康な毎日を送っていただけるように
正しい情報提供を行う努力を続けようと思った講演会でした。
そのためにも、まず私たちから実践しないとですね!
・タンパク質の摂取
・野菜、果物の摂取
・白米→雑穀米に切り替え
・毎日の丁寧な歯磨きと定期的にメインテナンスを受ける
このあたりから頑張ってみます。