「骨太の方針」に歯科の重要性について明記
2020年08月09日
政府は経済財政運営の基本指針である、いわゆる「骨太の方針」を7月17日に閣議決定した。
本年も昨年に続き、歯科に係わる内容が記載された。
2017年に初めて歯科に関する内容が明記され、年々その内容は充実してきた。
歯科に係わるところをピックアップすると
・病院と診療所の機能分化・連携等を推進しつつ、かかりつけ機能の在り方を踏まえながら
かかりつけ医・かかりつけ歯科医・かかりつけ薬剤師の普及を進める。
・細菌性やウィルス性の疾患の予防という観点も含め、口腔の健康と全身の健康の関連性をさらに検証し
エビデンスの国民への適切な情報提供、生涯を通じた歯科健診、フレイル対策・重症化予防にもつながる
歯科医師、歯科衛生士による歯科口腔保険の充実、歯科医療専門職間、医科歯科、介護、障害福祉関係との
連携を推進し、歯科保健医療提供体制の構築と強化に取り組む。
口腔内が全身の健康につながっていることが、かなり浸透してきました。ただ、欧米の歯科先進国に比べると
定期的な口腔内のメンテナンスに訪れる人の割合は、まだまだ低くなっています。
老化は口腔からとも言われています。後期高齢者歯科健診もありますので、それらも含めまして、定期的な
歯科受診をお勧めいたします。
健康を維持、回復する一番の近道です。