フッ化物配合歯磨剤の効果的な使い方(2)
2021年09月28日
こんにちは
熊本市南区 城南歯科医院の宮本です。
9月もアッと言う間に終わろうとしています。早いですね・・・
ここのところ晴天続きで、気持ちのいい毎日です。
雨も決して嫌いではないのですが、天気がいいと出かけたくなりますよね。
例によって近場をウロウロ,山鹿にドライブしてきました。
少し枯れていましたが、彼岸花も綺麗でした。
稲刈りも間もなくでしょうか・・・実りの秋ですね。
私が熊本に住むようになって、一番感動したのが、川の水が澄んでいることです。
ここの川も底の石までクッキリ見えるのです。
子どもたちが小さいときは、夏になれば川遊びに連れ出したことを思い出し、
とても懐かしい気持ちになりました。
さて、前回の続きです。
日本では、9割のシェアを占めるフッ化物配合歯磨剤ですが、
正しい使用法で使われていないと言われています。
ということは、正しく使うと、効果倍増!さらにムシ歯が予防できるはず。
まず歯磨剤の量からです。
・6ヶ月(歯の萌出)~2歳 切った爪程度の少量 仕上げ磨き時に保護者が行う
・3~5歳 5ミリ程度 就寝前が効果的
・6~14歳 1センチ程度 就寝前が効果的
・15歳以上 2センチ程度 就寝前が効果的
あと、歯磨き後のうがいも大切です。
一般的に、うがいというと、コップに水を入れて3回ぐらいブクブクしませんか?
大量の水でうがいをすると、せっかくのフッ化物が流れてしまいます。
うがいは10~15ミリリットルの水で行いましょう。
15ミリリットルというと、大さじ1杯。
↑
コップの底に少量の水が入っていますよね。
この程度の量の水でうがいをすると、フッ化物が効果的に歯に作用します。
かなり難度が高いと思います。
私もたまに忘れて、3回ぐらい勢いよくブクブクうがいをしてしまい、
「しまった!」と思うことがあります。
まあでも、知ってるとたまには実行できます。
意外と知られていないフッ化物配合歯磨剤の効果的な使い方でした。
ちなみに、アメリカ人は、歯磨きの後にうがいをしないので、
フッ化物配合歯磨剤を効果的に使用しているということでした(本当かな?)