フッ化物配合歯磨剤の効果的な使い方(1)
2021年09月14日
こんにちは
熊本市南区 城南歯科医院の宮本です。
恥ずかしくなるぐらい久しぶりではありますが、
少しでも皆さんの健康にお役に立てるようにお届けしたいと思います。
早いもので、季節はすっかり秋ですね。
昨年からのコロナで遠出も出来なくなり、近場をウロウロすることが増えました。
何回も見た風景も写真を撮ると不思議な空間に・・・
さて、本題。皆さんの使われている歯磨剤には、フッ素が配合されていますか?
患者さんにお尋ねすると、
「意識して使っていない」という返答が9割以上。
最近の歯磨剤はとても効能がいいので、勿体ない!
是非、薬用成分等を見てください。
フッ素は、約100年前に発見され、
1940年代にアメリカから広がりました(最初はごく微量のフッ化物を水道水に添加することから始まりました〉
歯の質を強くするので、ムシ歯予防にとても効果的です。
他にも、初期のムシ歯には再石灰化を促す作用もあります。
薬用成分に「モノフルオロリン酸ナトリウム」「フッ化ナトリウム」
とあれば、フッ素は配合されています。
輸入品では「フッ化第一スズ」もあります。
日本で販売されている歯磨剤の9割がフッ素配合です。
この歯磨剤のおかげで、ムシ歯は減ってきています。
是非、フッ素配合歯磨剤を使用して、ムシ歯予防に努めてくださいね。
次回は、具体的な使用法をお知らせします。