飲みかけの飲料に注意!
2018年06月16日
丹羽メディカルのメルマガからの引用です。
食中毒が起きやすい時期ですので、お気を付け下さい。
手軽に水分補給ができて、携帯に便利というメリットがあるペットボトルですが、
口をつけて飲んだペットボトルには、口腔内の雑菌や
食べ物のカスなどが入り、すさまじい勢いで細菌が増殖しているのはご存知でしたか?
細菌は、大腸菌やカンジタ菌、黄色ブドウ球菌など、下痢や嘔吐、発熱など
食中毒の原因になるものなのが含まれています。
食中毒の可能性が高くなる菌数は1ミリリットル当たり100万~1千万個といわれており、
水、温度、湿気、栄養などの条件が揃うと、菌は増殖していきます。
微生物の試験を行う衛生微生物研究センター(東京・葛飾)の実験によると、
ペットボトルに入ったミネラルウォーター、緑茶、牛乳入りの甘いコーヒー飲料の3種類それぞれに、
口をつけて飲んだ直後から3時間、9時間、24時間後の細菌の量を測定したそうです。
9時間後、ミネラルウォーターや緑茶は細菌がさほど増えていませんでした。ミネラルウォーターは
細菌のエサになる養分がなく、緑茶は抗菌作用のあるカテキンが菌の増殖を抑えていると考えられています。
一方、甘いコーヒー飲料は菌が増殖。24時間後には食中毒の危険水準を突破!!
これは、甘い飲料に含まれる糖分が雑菌の豊富な栄養になり増殖しやすくなるからだとか。
他にも、意外に麦茶など、でんぷんやタンパク質が豊富な飲み物も、
雑菌のエサが含まれているので注意が必要です。