かみ合わせの大切さ
2018年05月11日
当院もかみ合わせ治療に力を入れております。
フェイスブックでかみ合わせに関する体験談が載っておりましたので、シェアさせていただきます。
少し長いですが、読んでみて下さい。
こんにちは
私は歯科に関して歯科医や専門技師というわけではなく、噛み合わせ治療を受けた患者という立場なのですが、 治療を受けた上で心身(様々な不定愁訴、そしてADHD各症状)が改善していった(人生が救われた、といっても過言ではない)経験を持つものです
何年か前に書いた記事から抜粋して投稿しますのでお時間のある時に目を通していただければ幸いです ⬇
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進学校、有名国立大学を出て、この不況の中でも正社員として働いているS君、彼は履歴書上、生活上、傍目にはまともに過ごしているように見えるが、実はADHDであり、行動、思考および人間関係では最悪のKY男であった。
どこへ行っても失敗ばかりの彼は身体もなんだか変。あるとき悩んでいた腰痛を治すには噛み合せ治療がいいと聞き、郊外のちっぽけな歯科を訪ねた。
そこで歯の高さをちょいと変えただけでなんと腰、膝、身体のだるさなどなど体質ががらりと改善し、工場での肉体労働も無事こなせるようになった。
しかも、噛み合せ治療には、なんとADHD(発達障害)が治ってしまうという、予想だにしない特大のおまけがついており、プログラム作業やNC機械の操作を任せられるようになった。
彼は驚いた。「すげえよ何だこの治療は」 そこで彼は都内の本屋をまわり、歯科治療、それも噛み合せの仕組みについて書いてある文献を集めて回った。
・・すると、なぜ噛み合わせが発達障害と関連してるかだんだんわかってきた。発達障害は精神科だけでの領域ではないことも・・・。
そこで彼は思った。
「なんでこの医学が全然一般に知られていない?今日本で発達障害に悩んでる人やその親はすごく多いはずだ。なんとかして俺の体験をそういう人たちに教えてやれないものか。」と。
「今の医学は精神病は精神科に、とか発達障害は治らない、として病院や助け合いサークルのシステムが確立してるから、ちとそういう団体さんにはいきなり迷惑な話かもしれない。
またはADHDが治った話なんて、どっかのインチキ商法?新手のカルト?と思われるかも知れない。けどいいや、発達障害で悩んでる人が一人でも良くなりゃそれでええもん。」と彼はこの活動を開始したのだった。
【プロフィール】
幼稚園~大学まで
幼稚園の頃からその兆候はあり、集団行動を苦手とするようになり、自己中心的な性格で学校のクラス、部活、バイト、会社などどの団体の中でも多くの人に迷惑をかけてきた。
〈不注意・注意緩慢〉
・授業中や合唱中、先生の話を聞くときにも集中が続かず、キョロキョロする。
・先生や人の言ったことを聞き流す。忘れ物多い。
・動作もグズでノロマ、集団行動で足をひっぱる。
・熱心に教えても、質問の意味をしっかりと理解できず、相手をがっかりさせる。
・物音がするとすぐそちらに反応する→集中力がないと先生に注意された
・礼儀を欠き、信頼を損ねる。
・学校で問題をよく起こし、いつも怒られていて、教師達の間で有名。
・自分の中で正しいと思う一般常識が皆とズれてしまうため、結局は失敗。
〈衝動性〉
・怒るとすぐ人の頭を叩いた。
・作業中、一度やり方が頭に浮かぶと、頭の中でそれをよく検討しないうちにやってしまい、失敗する
・会話が下手で言葉のキャッチボールが苦手で、相手の質問が最後まで終わらないうちに答えてしまう。
・説明が苦手で、「言ってることがわからない。」とよく言われた。
・言われたことをすぐ忘れる。または言われたことを理解しにくい。つまりにぶい
・(悪い意味で)皆が驚くことをやってしまう。いきなり物をぶっ壊したり、人を傷つけることをすぐ口に出してしまい、ひんしゅくをかう。
〈多動性〉
落ち着かず、うろうろ歩き回る。そわそわして、集団の中で変に目立つ。貧乏ゆすり。
〈単調な作業には異常に集中〉
・公文教室で真面目だと言われる(ひたすら計算)。
・学校の草むしりや床磨きで黙々と作業をするため、真面目だとほめられた。
・幼稚園の保護者向け通信欄に、「工作の時間は黙々と作業をする」と書かれている。
➡ 今ではこんな癖はなくなりましたが、今考えるとこう思うんです。手や指は脳とつながっているといいます。
脳にたまったストレスを解消したいが、脳だけではそれができないので手にその代用をさせる。そのための動作だったのではないかと。私自身の考察です。
〈 身体面 〉
・声がぼそぼそと小さいうえに早口
・運動が苦手、手足に筋肉があまりつかず、力が弱い。
・膝(脚)が曲がっており、歩き方や動きが奇妙
・不定愁訴が多い:小児喘息、睡眠不良、鼻づまり、腰痛、便秘などに悩まされる。
・欠伸(あくび)をとめどなくした → おそらく、噛み合わせのずれによる血行障害のため、脳が酸欠になっていたと考えられる。もちろん今はそんなことはない。
・見た目がしょぼく、運動もできないため、集団の中では笑われたり、見下されやすい。
・朝が弱い:気持ちよい睡眠がとれず、日中に眠くなる。昼寝の有無は死活問題。
休日はいつも寝坊し、遅く起きる。
・・そのため、以下に示す健康法を調べ、実践する
・導引術(東洋医学の気功法) ・西式健康法 ・自彊術 ・太極拳 真向法
・自力整体 その他、なるべく薬品を使わずに身体の免疫力を高める体操法などを文献などで調べては実践していた。
【大学卒業後、社会人として会社で働く】
〈 仕事内容 NCフライス加工機のプログラマーおよびオペレーター 〉
作業は、図面を読み、材料(銅、アルミ、鉄、ステンレス等)を機械にセットし、使用する刃物を選択し、XYZの3軸プログラムを組み、機械操作、仕上げまで一人で行う。 PCでCADも使用。刃物を用いて、図面寸法通りに、大型の機械を数値制御で操作し、顧客(東芝、三菱、)から預かった材料を予備材料無しで加工する、
ADHDの多動性・衝動性・注意散漫などがあっては不良率が上がり、経済的、効率的、および顧客の信頼上当然致命的となる。
入社したときは、通常のペースでプログラムを覚えることができず、上司の説明にもついていけず、上司をいらだたせる。些細なミスも多く、よく不良品を出して怒られる。
その結果、入社後2ヶ月で、50代半ばの上司三沢氏に「 俺もこれまでいろんなやつを見てきたが・・今までで一番最低だ!! 」と本当に言われ、俺はADHDなんだ、この衝動性、注意散漫の癖を直さないと・・・。このままでは単調作業以外、何もできやしない。やっぱりどこへ行ってもダメなのかな、と途方に暮れていた。
【きっかけは・・なんと腰痛治療】
仕事クビにならないかおどおどしていたところ、持病の腰痛がひどくなり、ボキボキ鳴り始め、我慢できなくなる。
そんなとき、たまたま本屋で 『 噛み合わせバカにしてると恐ろしい 』(BBO研究会会長 山田敏輔著 ・河出書房新社)という歯の噛み合わせと全身の症状について書かれた本が目に付き、
「この治療やったら腰が治るんだな!」
と、内容もよく読まないまま、巻末のクリニック一覧表だけ見て、その中で一番近い歯科に「腰が悪くて・・」と電話してすぐに行く・・・。
〈 歯科医の治療 〉
治療前の問診表→写真参照
なるほど、噛み合わせは全身に影響をおよぼすわけか
その歯科では、石膏で歯の型をとり、(まるで入れ歯みたい)
それをモデルにかみ合わせの具合を物理的、数値的に調整していく(BBOとかいうらしい)
よって右の歯列の高さを補うため、スプリントというプラスチックの仮の
仮歯を下の左右の歯列に装着する。
したら・・・
〔 身体面 〕
・腰痛がその日のうちに治った。
・悩んでいた膝の疲れが消えた( どんな膝の体操やっても、温泉行ってもとれなかった膝の疲れが・・ )
・睡眠不良が治り、気持良い眠りになった
・内股気味(X脚)だった膝が外に開いてきた➡歩き方も変わったと上司に言われた
・日中や、食後ののだるさがなくなり、朝から元気に仕事ができるようになった
・立ち眩みしなくなった
・肩の高さがそろうなど姿勢が良くなってきた。
〔 精神面 〕
・ 仕事中のミスが減り、プログラム作成や図形の座標計算、工場内の危険作業が以前と比較して慎重、円滑にできるなど、頭が冴えてきて、考えて行動できるようになった。(注意力散漫、多動性が改善!!)
・ 会話をする際、質問に出し抜けに答えたり、変な受け答えをすることがなくなった。➡最後まで落ち着いて相手の話を聞くことができる。
・精神的に苛立ちがおさまり、落ち着いてきた( 正しい噛み合わせをすることより、脳のセロトニンの分泌が良くなったと考えられる。)
・単純作業へ異常に執着する癖がもうなくなった
・思いついたら、考えずに動きだすという衝動性がなくなった。おかけで、落ち着いて考えて機械を動かして作業できる。
すなわち、 ADHDの諸症状が改善していることに気付いたのです!!
【 今では 】
・・・おかげで、ミスもほとんどなく、同じ間違いもしなくなり、考えずにやってしまうという失敗も以前と比べてほとんどしなくなり、仕事ができるようになりました。
ちゃんと一人で機械と仕事を任せられて、元気に働いています。
ストレスもあまり感じず、とても平穏な毎日。会社の人材募集のホームページにも、「 プログラミング未経験でも、入社9ヶ月目で既に一人で仕事を完結させている社員もいます。 」と私のことが紹介されていました。
今まで礼儀を欠くような言動をついついやってしまっていたのも、今ではほとんど抑えられるようになりました。
私の上司三沢氏も、治療後に私の仕事ぶりに変化が出てきたことにちゃんと気付いてくれて、先日こんなことを話してくれました。
「 今だから話すけどな、お前が入って来た頃俺、工場長に言ったんだよ。『あいつは素質がない、俺育てるのは嫌です。』ってな。だけど噛み合わせ治すと頭良くなるのか、腰痛も治ったんだろ? 俺もやろうかな。」
と(鍼に行ってるみたいですが)。今では彼の右腕として毎日バリバリ働いています。
・・・本やインターネットで調べると、精神科ではADHDは原因がわかっておらず、治らないと言われているそうですね。
だけどそんなこと知りません。精神医学からでなく、歯科の分野である咬合治療(噛み合わせ治療)からのアプローチだったというわけです。
頭と身体をはっきり区別するのではなく、後述する歯の噛み合わせや舌の位置の不良により、頭蓋骨、そして脳の働きに影響がでるということを考えてみれば、理論的にもなるほどと思えるのです。まずは脳の動きと関連する顎・歯・舌を正してみて、精神科に行くのはその後にしてはいかがでしょうか。私の場合は、嘘でなく、精神・身体の調子が変わりました。
その後、この医学はすごい!!と思い、素人なりに、噛み合わせについて書かれた文献を書店や古本屋で探し、調べてみたということです。
私は、発達障害(ADHD、アスペルガー、LD)なんていうのは、 成長の指針をつけるための大切な幼児期に(軟食や虫歯の他、幼児に必要な運動の欠如:母乳授乳(顎や口腔の筋肉を鍛える)、ハイハイ(幼児にとって大切な全身運動)等をしなかったために)
顎や歯並び、つまり口腔がうまく発育せず、頭蓋骨の動作不良、脳の不調、そして心身が誤作動を起こしてしまう
・・・・こういうことだと思うんです(素人なりの考えですが)。
『 生きるための基礎力をおざなりにするから、きちんと立てない、きちんと噛めない人間が増えました。身体が不安定だと、結局は心も不安定で、勉強にも仕事にも集中しにくく、暴発的で、こらえ性がなく、キレやすい。 ( 歯はいのち! 笠茂享久著 ) 』
🍁なんでADHDが噛み合わせで改善したのか、もっと具体的に述べますと🍁
たくさんの文献を調べてみましたが、とりあえず以下の説を私は用いています。
頭蓋骨は十数個の骨片から形成されており、脳は、脳が働く際に発生する熱や応力(脳圧)を頭蓋骨が骨接合部を微妙に開閉することにより、頭蓋骨を膨張・収縮させて解消しています。
すなわち、骨片でできたパズルがくっついたり離れたりして頭蓋骨はふくらんだり縮んだりする。
この動きを司る筋肉は顎の骨や筋肉と連動している→顎の正しい位置を決めるのは歯、すなわち噛み合わせということになります。
舌癒着症なども顎の位置を変位させる原因となります。
・・・すなわち、噛み合せや舌など口腔に歪みがあると、頭蓋骨の膨張・収縮運動により脳圧を解消する働きが鈍り、脳が変調をきたす:分泌物(セロトニン、ドーパミンなど)や情報伝達の異常などが起こり、性格に異常が現れるんではないかと。
このブログをお読みの皆さん
ご自分のアゴを触ってみてください そしてアゴから 顔の側面を通り➡こめかみ➡頭頂へ順に指でたどってみてください。
どうですか全て肉や骨でつながっているでしょ?
歯や舌や顎って、頭骸骨そしてその中の脳に影響・連動するようにできているんです。
これってあたりまえの仕組みらしいです
(ボクシングや拳法でも顎を急所としています。 顎を攻撃すれば脳に影響することはよく格闘技や武術では知られています)。
なんでこんなことが一般には知られていないのか。
なんで現代医学ではこれを扱わないのか。
治療を受けた者としてはとても疑問に思うところです。
精神医学でもそう、 歯・顎・舌を脳と切り離して考えること事態が間違いだと思っています。